
BMW X5は、その堂々たる存在感とラグジュアリーな魅力で、多くの富裕層から支持されるSUVです。
しかし、都会での使用を想定した際に気になるのが「コインパーキングに停められるのか?」という点。
全幅が2m近いX5は、一般的な日本の都市型駐車場にとってはやや大きめのサイズ。
タイヤの位置やミラーの収まりも気にする必要があるため、慎重な運転技術が求められます。
それでも、駐車スペースを探しながら颯爽と街を走る姿は、見る者に羨望のまなざしを向けられるほど。
機能性とステータス性の狭間で、X5をどう使いこなすかはあなた次第です。
BMW X5 xDrive40d M Sportの主要スペックをまとめました。Goo-net+11bmw.co.jp+11bmw.co.jp+11
No. | 項目名 | スペック詳細 |
---|---|---|
1 | 全長 | 4,935 mm |
2 | 全幅 | 2,005 mm |
3 | 全高 | 1,770 mm |
4 | ホイールベース | 2,975 mm |
5 | トレッド(前/後) | 1,680 mm / 1,690 mm |
6 | 最低地上高 | 205 mm |
7 | 車両重量 | 2,390 kg |
8 | 車両総重量 | 2,775 kg |
9 | 乗車定員 | 5名 |
10 | エンジン型式 | B57D30B |
11 | エンジン種類 | 直列6気筒DOHCディーゼル |
12 | 総排気量 | 2,992 cc |
13 | 最高出力 | 250 kW(340 PS)/ 4,400 rpm |
14 | 最大トルク | 700 Nm(71.4 kgf・m)/ 1,750~2,250 rpm |
15 | 燃料供給装置 | コモンレール式直接噴射 |
16 | 使用燃料/燃料タンク容量 | 軽油/80 L |
17 | トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT |
18 | 駆動方式 | フルタイム4WD(xDrive) |
19 | サスペンション(前) | ダブルウィッシュボーン式、エア・スプリング |
20 | サスペンション(後) | マルチリンク式、エア・スプリング |
21 | ブレーキ(前/後) | ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク |
22 | タイヤサイズ(前/後) | 275/45 R20 / 305/40 R20 |
23 | 最小回転半径 | 5.9 m |
24 | 燃料消費率(WLTCモード) | 13.1 km/L |
出典元:
- BMW公式サイト「BMW X5 xDrive40d M Sport」 Wikipedia+11bmw.co.jp+11bmw.co.jp+11
- グーネット「BMW X5 xDrive40d Mスポーツ(2023年4月)」 Goo-net+3Goo-net+3Goo-net+3
BMW X5と都市部の駐車事情|スタイリッシュSUVの現実とは
- コインパーキングにBMW X5は本当に入る?
- 駐車場を探すのが大変って本当?
- サイズの大きさがネックになる?
- 年配の方には扱いづらい?若者はどう感じる?
- マンションの立体駐車場には入らないの?
コインパーキングにBMW X5は本当に入る?
結論から言えば、「入るが注意が必要」です。BMW X5のサイズは、標準的なコインパーキングの限界に近く、
特に狭い場所や壁・柱のあるタイプでは慎重な取り回しが求められます。
ドライバーの腕前と、駐車場の設計に左右される場面も多く、
駐車場によっては隣に車がいるとドアを大きく開けられないというシーンも。
ただ、X5の先進的なパーキングアシスト機能を活用すれば、
狭小スペースでも安心して停めることが可能です。
都会で乗るなら、そうした機能をフルに活用しましょう。
駐車場を探すのが大変って本当?
X5クラスの高級SUVを所有するうえで、多くのユーザーが直面するのが「駐車場探し」です。
都内や都市部では平置きの広いスペースが限られており、特に一時利用となると選択肢が絞られます。
さらに、機械式駐車場や立体式ではサイズ制限で入庫できないことも。
事前に目的地付近のパーキング情報を確認するか、定期契約できる月極駐車場を持つのが理想的です。
それでも、X5で街を走るという満足感は、こうした手間を補って余りある価値があります。
サイズの大きさがネックになる?
BMW X5は全長5m近く、全幅も2m弱というボディサイズを持っています。
このサイズ感が、都市生活ではときに“扱いにくさ”として立ちはだかります。
たとえば、狭い住宅街やコンビニの駐車場、マンションのエントランスなどで
「思ったよりも回せない」「ラインをはみ出す」といった声も。
一方で、その存在感と安定感は圧倒的で、ワンランク上のステータスを象徴する魅力にもなります。
ドライバー自身がその大きさをコントロールすることで、所有する喜びはより大きなものになります。
年配の方には扱いづらい?若者はどう感じる?
BMW X5のような大型SUVは、取り回しや視界の問題から「年配層には不向き」と言われることもあります。
しかし実際には、シート位置が高く乗り降りしやすい点や、運転支援機能の進化で
高齢ドライバーにも優しい設計がなされています。
一方、若年層にとっては“圧倒的な存在感”と“スポーティな洗練さ”が魅力。
同乗者からも一目置かれるラグジュアリーカーとしての価値があり、所有の満足度は非常に高いです。
世代を問わず“かっこよさ”に惹かれる一台。それがX5の真骨頂です。
マンションの立体駐車場には入らないの?
BMW X5は、立体駐車場との相性に注意が必要です。
多くのマンションで採用されている機械式パーキングには、
「高さ1.55m以下」「全幅1.85m以下」などの制限がある場合が多く、X5では物理的に入庫できないケースが目立ちます。
そのため、購入前に駐車環境を必ず確認することが重要。
平置きスペースがある物件や、ハイルーフ車対応の駐車場が理想的です。
都市生活にX5を取り入れるには、住環境の“事前チェック”がカギとなります。
BMW X5を選ぶべきか?見えないリスクと魅力のバランスを探る
BMW X5は売れなくなると言われる理由は?
BMW X5が「売れなくなる」と囁かれる背景には、いくつかの要因があります。
まず、EVシフトによる市場構造の変化。ドイツ車市場全体が再編されつつあり、
ガソリンモデルの需要が一時的に鈍化している傾向があります。
また、X5のサイズ感や価格帯が“ファミリーユース向け”とは言い難く、
ターゲット層が限られていることも一因と言えるでしょう。
ただし、「売れない=価値がない」わけではありません。
ラグジュアリーとパフォーマンスを兼ね備えた唯一無二の存在として、
所有する喜びを感じられる一台であることに変わりはありません。
故障率は高い?維持費はどれくらい?
BMW X5は高性能ゆえに、メンテナンス費用が高くなりがちです。
とくに輸入車ならではの部品代や、正規ディーラーでの整備コストは
国産車と比較して大きな開きがある点に注意が必要です。
しかし、近年のX5は故障率自体が大幅に改善されており、
日常的なトラブルは少なく、信頼性も向上しています。
定期点検とオイル交換などをしっかり行えば、長く快適に乗れるラグジュアリーSUV。
維持費に関しても、事前に見積もっておけば想定内で収まるケースがほとんどです。
新型の新車価格はどこまで上がった?
BMW X5の新型モデルは、年々進化を遂げるとともに価格帯も上昇傾向にあります。
最新のG05型では、ベースグレードでも1000万円近く、
上位グレードではオプションを含めて1200万円超えも珍しくありません。
ただ、その価格に見合うだけのテクノロジーや装備、安全性能が詰め込まれており、
乗った瞬間から「別格の空間」に包まれる満足感があります。
価格だけで判断せず、“この車と過ごす時間”の価値を想像してみてください。
それが、X5を選ぶ本当の理由になるはずです。
中古市場で狙い目なのはどのグレード?
BMW X5の中古車市場は、比較的安定しており、年式やグレードによって価格差がはっきりしています。
特におすすめなのは「xDrive35d」や「xDrive40i」などのクリーンディーゼル/直6ガソリンモデル。
走行性能と燃費、そして価格のバランスがよく、
3年落ち・走行3万km前後の個体であれば、新車の半額程度で手に入れることも可能です。
また、Mスポーツパッケージ装備車は人気が高く、リセールにも強いため、
将来的に乗り換えを考える方にもおすすめです。
ボディサイズは生活に影響を与える?
BMW X5の堂々たるサイズは、日常生活にも少なからず影響を与えます。
特に、狭い路地や車幅の狭い駐車場などでは、
注意深い運転と駐車技術が必要になります。
しかし、視点を変えれば「存在感=安心感」でもあります。
高速走行時の安定性や、渋滞中でも威風堂々と構えるボディは、
日々の移動そのものをステータスに変えてくれる要素です。
都会でも、郊外でも、自分らしいスタイルを貫けるサイズ感。
それこそがX5が“選ばれる理由”でもあるのです。